意外と怖い!睡眠障害(1)
こんにちは!
しみずばし鍼灸整骨院の古谷田です。
オリンピック、盛り上がっていますね!
私自身はあまり観戦できていないのですが、
活躍されている選手のニュースを見て
元気を貰っています!
オリンピックは今週末で終わってしまいますが、
来月からパラリンピック始まり、
スポーツのお祭りはまだまだ続きますね!
睡眠障害について
熱帯夜やオリンピック観戦で寝不足気味の方も
少なくないのではないでしょうか?
人生の3分の1は眠っています。
日常生活を健康に過ごすためにも、
スポーツで結果を出すためにも良質な睡眠は重要です。
眠れない、寝ても疲れが取れない、寝過ぎてしまうなど
睡眠に何らかの問題がある睡眠障害について
数回に分けてお話ししたいと思います。
睡眠障害の種類
睡眠障害はざっくり分けると6つに分類されます。
- 不眠症
- 睡眠関連呼吸障害
- 過眠症
- 概日リズム睡眠障害
- 睡眠時随伴症
- 睡眠関連運動障害
今回は不眠症についてお話しします。
不眠症とは
不眠症は睡眠に入る事が出来ない、睡眠状態を維持できない
症状が週2日以上かつ1ヶ月以上続いてた場合を言います。
症状別に4つに分類されます。
入眠障害
簡単に説明すると寝つきが極端に悪い状態です。
眠ろうとしてから30分以上経過しても眠れない、
眠れない事に苦痛を感じる人は入眠障害の可能性があります。
緊張や興奮状態のために自律神経の働きが乱れてしまい、
体がリラックス状態にならないために起こります。
中途覚醒
寝付いてからすぐに目が醒めてしまう、
夜中に何度も目が醒めてしまう事を言います。
眠りには周期があり、ノンレム睡眠(深い睡眠)の合間に
平均90分周期でレム睡眠(浅い睡眠)に切り替わります。
その際に覚醒になってしまう事で中途覚醒を引き起こします。
早期覚醒
起床予定時間より2時間以上早く起きてしまい、
その後再入眠出来ない状態の事です。
一見ただ早起きをしてしまっただけに思えますが、
早期覚醒の頻度が多く長期間続いている場合は
睡眠障害の可能性があります。
睡眠周期のうちの深い睡眠(ノンレム睡眠)は4段階あり、
レベル4が一番深い眠りです。
正常では入眠後1時間程度で最も深い睡眠深度になり、
周期ごとに徐々に浅くなって覚醒するのですが、
早期覚醒は入眠後の睡眠深度が浅くなってしまう事で起こります。
睡眠深度は年齢とともに浅くなる傾向があり、
お年寄りの早起きは加齢による早期覚醒と言われています。
熟眠障害
充分な睡眠時間をとっている筈なのに起床時に疲れている、
そのような状態の事です。
眠っている時に脳が休まるのが睡眠深度の4段階目と言われています。
熟眠障害の人は睡眠深度が浅く、眠ってはいるものの、
4段階目の時間が短いと脳が休まらず起床後に疲労を感じる原因と
考えられています。
不眠症にならない為には
不眠症の原因はストレスや不摂生による自律神経の乱れ、
就寝環境が悪い、薬物の影響など様々ですが、
ご自身の睡眠サイクルを知る事は睡眠の質を改善し、
パフォーマンス向上の為にとても重要です。
今はスマホアプリや、睡眠量計機能付きのウェアラブル活動量計など
簡単に睡眠サイクルを測定する事ができます。
皆さんも一度睡眠サイクルを測ってみると良いですよ!
私自身も現在目覚まし機能付き睡眠量計アプリを使用しています。
起床予定時間に一番近いレム睡眠時にアラームが鳴るので、目覚まし時計としても便利です。