春の不調に10分で出来る簡単セルフケア
こんにちは!
しみずばし鍼灸整骨院の古谷田です。
桜も見頃を迎えて、すっかり春らしくなりましたね。
私も先日、当院の近くの港南台北公園へお花見に行ってきました。
天気も良く、良い気分転換になりました。
春の不調
春になると体か疲れがなかなか取れない、
たくさん寝ても眠くなってしまう、
なかなかやる気が起きないなど、
体調不良まではいかないけれど、なんとなく
本調子でない状態になりがちです。
花粉症の方はアレルギーの影響もありますが、
そうでない方も同じような状態になる事があります。
季節の変わり目は、心身が季節に対応するために
少しづつ変化していきます。
わかりやすい例として、抜け毛か増える、肌が荒れる
風邪をひきやすくなるなどがありますね。
今回は春先の体の変化を東洋医学的な考え方で解説し、
簡単に出来るケア方法をご紹介します。
春の不調と東洋医学
春は東洋医学の五行論という理論で言う所の「木」の季節です。
春に植物が芽吹き成長するように、私たちの体も正常な状態であれば、
代謝が上がり活動的になります。
また「木」は東洋医学では「肝」と「胆」という臓器が関連しています。
「肝」は精神活動、睡眠、筋肉の働きをコントロールしています。
「胆」は精神活動、消化器の働きの補助をしています。
春に「肝」と「胆」の機能が低下していると、
○気持ちが不安定になり、精神的な疲労を感じやすくなる。
○睡眠の質が低下し、日中も眠たくなる。
○体がだるくなり、やる気が出ない。
などの不調を感じるようになります。
セルフケアの方法
ツボ押し
肝や胆に関係する気の集まるツボを刺激すると
それらの機能を正常に戻す事ができます。
1.百会(ひゃくえ)
体の正中と両耳を繋いだ線の交差する所にあります。
肝から出た気が目を通りこの場所に集まります。
2.缺盆(けつぼん)
鎖骨の上にあり、軽く触れると脈の拍動を感じる部分です。
このツボは胃の経絡に属するものですが、
肝と胆に集まった気が他の内臓からの気と
この場所で合流するポイントでもあります。
3.太衝(たいしょう)
足の指の間にあり、押すとツンとした痛みが出ます。
肝の気を強くするツボです。
ツボ押しのポイントは、強く押すことよりも、
押した時に気持ちがいい程度の強さをキープしながら
深呼吸をしてツボに呼吸を届けるようなイメージで
リラックスして行う事が大切です。
お腹を温める
上記の図の斜線部分が冷えていたり、
押した時に硬さや痛みがあれば臓腑の機能が
正常でない事が多いです。
この部分を温める事で、臓腑の働きを改善し、
気の流れを正常に戻す事ができます。
仰向けになり、使い捨てカイロなどを使って
お腹周りを温めながらリラックスして深呼吸を
繰り返します。
肝と胆は精神活動と関連する事から、
リラックス状態になる事はとても重要です。
イライラや不安感を手放して、落ち着いた心を
作りながら、快適に春を過ごしましょう!