この時期って増えるみたいですよ・・・細菌が・・・

2023年6月18日 ブログ

横浜市港南区港南台 JR港南台駅より徒歩10分にあります

「しみずばし鍼灸整骨院」の古賀です。

 

いよいよ梅雨に入り、ジメジメとした季節になってきました。

この時期に気を付けてほしいことは、皆様ご存じの食中毒

6月から8月にかけて細菌性食中毒が多くなってきます。

室温などが繁殖しやすい状況になり、気を抜いていると

意外と食中毒になったりするものです。

厚生労働省が出しているデータを見てみると

6月になると以下の細菌での食中毒が増えてきます。

・サルモネア菌

・カンピロバクター

・腸管出血性大腸菌(O-157)

原因となる食品は、毎年バラバラですので

これに気を付けてというのは言えませんが

基本的には加熱不足で細菌を死滅できていない状況が

多く見られると感じます。

 

症状は主に

・発熱・嘔吐・下痢・腹痛

が見られることが多いです。

 

潜伏期間は細菌によって変わります。

・サルモネア菌

 通常12~24時間

・カンピロバクター

 通常2~7日

・腸管出血性大腸菌(O-157)

 通常3~5日

となっており、これ以外での食中毒を起こす細菌として

・黄色ブドウ球菌

 通常1~5時間

・ウエルシュ菌

 通常6~18時間

このようになっております。

経験上、食事後3時間くらいで嘔吐や下痢が始まれば

大体は黄色ブドウ球菌あたりが原因かと思います。

 

ちなみにこれはサルモネア菌です。

 

細菌を体の中に取り入れてしまったとしても必ず発症するとは限りません。

その人の免疫力や胃腸の強さによって同じものを食べたとしても

発症する人、発症しない人がでてきます。

経験上、ストレス過多の状態では発症する確率はぐっと上がります。

 

予防としては、

細菌をつけない・増やさない・死滅させる

食事前にはしっかりと手を洗い

残った料理は冷蔵庫で保存・管理

食べる際には75℃以上で1分以上で中心部までしっかり加熱

これらをしっかりと行えばリスクはグッと下がります。

 

では、発症してしまった場合はどうしたらいいのか?

基本的には、

しっかり水分をとりつつ嘔吐下痢にて細菌を外に出すこれしかありません。

下痢止めなどを使うと細菌が外に出せないので悪化することもあります。

水分を自力で飲めない場合は点滴などで補うしかありませんので

どうにもなりそうになければ、すぐに救急を呼んだ方が良いです。

嘔吐下痢からの脱水症状もでてくるので

この時期には予備として経口補水液を常備しておくと便利です。

 

夏に向けて身体の調子が悪くなることが多くなると思います。

脱水、食中毒とリスクが高くなってきますので

お気をつけてお過ごしください。