高齢者骨折 Ⅱ
こんにちは。しみずばしの杉山です。
季節はすっかり秋ですね(^o^)
食欲の秋、読書の秋…、
色々ありますが、自分はやっぱり スポーツの秋 ですね !(^^)!
…っていうか、1年中サッカーボール蹴ってますけど!!
この時季の朝の空気の匂いが好きなんですよ。
子供の頃の運動会の日の朝を思い出します(^_^)v
橈骨遠位端骨折
さて、今回は前回の続きで ”高齢者骨折” の中から
”橈骨遠位端骨折” を紹介します。
この骨折は ”コーレス骨折” とも呼ばれています。
この骨折も転倒することにより起こります。
転倒の際、肘を伸展(伸ばしたままの状態)の状態で
手掌(てのひら側)を衝いて発生します。
これが ”橈骨遠位端骨折” (コーレス骨折) です。
また、手背(手の甲)を衝いて起こる骨折を ”スミス骨折” といいます。
発生すると下記のような変形が起こります。
コーレス骨折は…
コーレス骨折は骨の転位が特徴的で
側面から見ると形がフォーク様に見えることから ”フォーク状変形” と呼ばれます。
正面(手の甲側)から見ると ”銃剣状変形” が見られます。
”銃剣”と言っても現在の人たちにはあまり通用しないかもしれませんね。
自分も実物を見たことはないのですが
銃の先に、刀が付いてるものらしいです。
患側の腕は、患部から手、指の方まで腫れあがります。(腫脹)
背側(手の甲側)に骨が転位するので、手首も太くなったように見えます。
手首は動かせなくなります。(機能障害)
骨折部を押すと圧痛が出ます。(限局性圧痛)
治療は…
コーレス骨折の治療は、転位が無ければ、保存療法でギブス固定します。
転位のある骨折の場合は、整復操作をして、固定します。
骨折部位が関節内の場合は、骨が自然にくっつく骨癒合が難しいので
手術が必要になります。
気をつけましょう!!
腕の骨折は生活に支障をきたします。
勿論、支障をきたすのはこの骨折だけには限りませんが。
これから寒くなり、動きも緩慢になります。
日が暮れるのも早くなり、暗くなるのが早くなります。
転倒しないように、気をつけてくださいね。
もし、今回、紹介させていただいたような症状がありましたら
はやめに医療機関を受診してください。