2018年12月2日 | ブログ |

こんにちは!
しみずばし鍼灸整骨院の古谷田です。
寒い日が続いていますね。
ご自宅や外出先での寒さ対策、万全ですか?
着込み過ぎて汗をかき冷えてしまった、
暖かいと思ったら思ったよりも気温が上がらず冷えたなど
失敗してしまっているという方のお話も最近よく聞きます。
また冷えがきっかけで腰痛など体に痛みが出る方もいらっしゃいます。
少し肌寒いな、冷えたな、と感じた時に、
体は思った以上に冷え切ってしまっている事があります。
一度身体が冷え切ってしまうと、冷えを改善する事は
なかなか容易ではありません。や、
悪寒発熱を伴う風邪や自分自身で体を温める力が
落ちて冷え性に発展してしまう事もあります。
冷えの種類
冷えには2種類あります。
自分自身で熱を作り出せなくて冷える(冷え性)
いわゆる冷え性の事で、筋力不足、エネルギー不足などが原因になります。
熱を作り出せる状態にならないと冷えは解消しません。
外気の影響によって過度に冷やされる(寒邪)
寒いところに薄着で長時間いると体力のある人でも体温が下がります。
寒さが外から体の中に入ってきて身体を冷やす、東洋医学で言うところの
邪気のひとつ寒邪(かんじゃ)による冷えです。
体調が万全であれば免疫力で寒邪の侵入を防いだり、早めに身体の外に出す
事ができますが、体力低下や不摂生などで、寒邪への抵抗力が少ないと、
寒邪を長く身体の中に留めてしまい、悪影響を受けてしまいます。
寒邪が体に入ってしまったら、早く外に出すために体調を整える事と
悪影響を最小限にするために身体を温める事が大切です。
どちらの場合も状態を悪化させないためには、
身体を効率的に温めることが重要です。
冷え切った身体を温める方法
入浴・足湯
オーソドックスですが、お風呂でしっかり全身を温めることは、体が冷え切って
しまった時には効果的です。
少し熱く感じる程度のお湯に10~15分を目安に入り、湯冷めしないよう
入浴後すぐに暖かい服装に着替えて保温しましょう。
30分以上の長湯は体力も消費してしまい身体を温めるという意味では逆効果です。
保温効果のある入浴剤や柑橘類の皮を湯船に入れると湯冷めしにくくなります。
また、お風呂に全身浸かっても、手足などの末端部は意外と温まりは悪く、
足湯などで部分的に温めた方が、温まりが良い場合もあります。
当院でご紹介している水素風呂も温泉のように通常のお湯よりも早く身体が温まりますよ。
暖房器具を使う
エアコン、ストーブ、こたつなどの暖房器具はすぐに温まる加温向けと
じっくり温める保温向けのものがあります。
加温向け(体に熱を足して早く温まる)
ストーブ類、ヒーター類、電気毛布・カーペット、カイロ、こたつなど
急速に冷えた手足などを温めて冷えた状態を解消してくれます。
低温やけど、乾燥しやすいなど長時間の使用は不向きです。
これらを使用する時は靴下や手袋は付けない方が早く温まります。
冷え性で靴下を履いたままストーブに当たる方が結構多いです。
一度温まってから厚着をしましょう。
保温向け(じわじわ温めて身体の熱を逃がさない)
エアコン、床暖房、湯たんぽなど
室温を上げて、一度温まった状態を長時間維持するにはこちらが効率的です。
冷え切った体が温まる前に使ってもなかなか体は温まらないので注意です。
当たり前のことですが、意外と忘れていて出来てない事も多い寒さ対策。
仕組みを理解して効率的に解消していきましょう!