踵骨骨端症(シーバー病、セーバー病)について
こんにちは!
本日の担当は垣内です。
6月になりました!
とうとう6月になりましたね!
一年も半分が過ぎようとしています・・・
本当にあっという間(>_<)
じとじととして、湿気が多いから6月は好きじゃない。という方が多いと思います
よく、5月病といいますが
6月も新年度&新学期の疲れを引きずっていて、
その上、低気圧の影響もあり、何だか体が引き締まらない季節なんです。
5月病同様、ここで無理をすると精神的にも身体的にも辛くなってしまうので
緩みと締りのバランスをとしましょう!
踵骨骨端症について
さて、本日は踵骨骨端症(シーバー病又はセーバー病)について少しお話させて頂きます
10歳前後のスポーツをしているお子さんをお持ちの方、
お子さんが
「踵(かかと)が痛い・・・」と訴えてきたことはありませんか?
踵って・・・ここですよね?
踵は踵でも
この↓部分が痛い場合は踵骨骨端症(シーバー病)の疑いがあります。
踵骨骨端症とは?
10歳前後の男児に多く、
踵の痛みや押した時の痛み、軽い腫れ、歩行時の痛みが主症状。
過激な運動の後に発症することが多く、踵の痛みの為につま先歩行になる事もあります。
当院ではサッカーや野球をハードにこなしている小学生にとても多いです(>_<)
発育期、子供の体の骨は
まだまだ完全に出来上がってはいません。
大人になると骨になるところが、軟骨だったりして
持続的な負担には耐えることが出来ません。
上の図が子供の足の骨です。
骨端軟骨(成長線)と書いてあるところがありますね。軟骨は骨よりも柔らかいのは知っていますね?
ふくらはぎの筋肉を毎日使い過ぎると、アキレス腱が硬くなり、
踵骨骨端核を引っ張ります。
そうすると軟骨部分に負荷がかかり、
くり返すことで、炎症(腫れる、熱を持つ、痛む)を引き起こします。
対処方法
自分の子供が痛みを訴えたらどうすべきか
すべての痛みに共通しているのは
炎症のある部分は、アイシングを行う。という事です
近年のマウスを使った実験では
炎症を持った部位でも温めた方が細胞レベルでの回復は早い
という論文がありますが、
速やかに炎症を鎮め、炎症を広げないためには
タイミングの良いアイシングは不可欠です。
アイシングのタイミング
運動直後、患部に痛みや腫れ、熱がある時はアイシングがオススメ☆
炎症による痛みをこれ以上広げない
痛みによる不快なストレスを軽減します。
アイシングをしない方が良い時
患部に熱が無い時
基本的には早い段階で
温める施術にシフトチェンジしたいので
炎症が落ち着いたら、当院では様子を診つつ
温め始めます。
ただし、タイミングがいまいち分からない時は
ご自身で判断しないで、必ず専門家に聞きましょう。
安静がもっとも大切
ふくらはぎやアキレス腱が硬くなって痛みが発症する
シーバー病。
運動による使い過ぎ症候群で筋肉が硬くなっている場合は
第一に安静をとらせ、適切な処置をしましょう!