踵骨骨端症(シーバー病、セーバー病)について

2019年6月8日 アスリート, ブログ

こんにちは!

本日の担当は垣内です。

 

6月になりました!

とうとう6月になりましたね!

一年も半分が過ぎようとしています・・・

本当にあっという間(>_<)

じとじととして、湿気が多いから6月は好きじゃない。という方が多いと思います

 

よく、5月病といいますが

6月も新年度&新学期の疲れを引きずっていて、

その上、低気圧の影響もあり、何だか体が引き締まらない季節なんです。

 

5月病同様、ここで無理をすると精神的にも身体的にも辛くなってしまうので

緩みと締りのバランスをとしましょう!

 

踵骨骨端症について

さて、本日は踵骨骨端症(シーバー病又はセーバー病)について少しお話させて頂きます

10歳前後のスポーツをしているお子さんをお持ちの方、

お子さんが

「踵(かかと)が痛い・・・」と訴えてきたことはありませんか?

踵って・・・ここですよね?

踵は踵でも

この↓部分が痛い場合は踵骨骨端症(シーバー病)の疑いがあります。

踵骨骨端症とは?

10歳前後の男児に多く、

踵の痛みや押した時の痛み、軽い腫れ、歩行時の痛みが主症状。

過激な運動の後に発症することが多く、踵の痛みの為につま先歩行になる事もあります。

 

当院ではサッカーや野球をハードにこなしている小学生にとても多いです(>_<)

 

発育期、子供の体の骨は

まだまだ完全に出来上がってはいません。

大人になると骨になるところが、軟骨だったりして

持続的な負担には耐えることが出来ません。

上の図が子供の足の骨です。

骨端軟骨(成長線)と書いてあるところがありますね。軟骨は骨よりも柔らかいのは知っていますね?

ふくらはぎの筋肉を毎日使い過ぎると、アキレス腱が硬くなり、

踵骨骨端核を引っ張ります。

そうすると軟骨部分に負荷がかかり、

くり返すことで、炎症(腫れる、熱を持つ、痛む)を引き起こします。

 

対処方法

自分の子供が痛みを訴えたらどうすべきか

すべての痛みに共通しているのは

炎症のある部分は、アイシングを行う。という事です

 

近年のマウスを使った実験では

炎症を持った部位でも温めた方が細胞レベルでの回復は早い

という論文がありますが、

 

速やかに炎症を鎮め、炎症を広げないためには

タイミングの良いアイシングは不可欠です。

 

アイシングのタイミング

 

運動直後、患部に痛みや腫れ、熱がある時はアイシングがオススメ☆

炎症による痛みをこれ以上広げない

痛みによる不快なストレスを軽減します。

 

アイシングをしない方が良い時

 

患部に熱が無い時

基本的には早い段階で

温める施術にシフトチェンジしたいので

炎症が落ち着いたら、当院では様子を診つつ

温め始めます。

ただし、タイミングがいまいち分からない時は

ご自身で判断しないで、必ず専門家に聞きましょう。

 

安静がもっとも大切

ふくらはぎやアキレス腱が硬くなって痛みが発症する

シーバー病。

運動による使い過ぎ症候群で筋肉が硬くなっている場合は

第一に安静をとらせ、適切な処置をしましょう!