東洋医学からみた腰痛(症状編)

2019年12月11日 しみずばし, ブログ, 腰痛

こんにちは。

しみずばし鍼灸整骨院の坂田です!!

 

12月になり寒さも本格的になってきましたね。

12月と言えばクリスマス、年末、宝くじなどがありますね!!

ちなみに、坂田は、年末ジャンボ宝くじを買おうと思っています!

 

さて、今回は腰痛についてお話させて頂きます。

腰痛と言っても姿勢が悪いから痛みが出てるとか筋肉が硬いから痛みが出ているという事では、

なく東洋医学的に診た腰痛についてお話です。

 

まずは、東洋医学について説明させて頂きます。

現在の医学とは、西洋医学東洋医学の大きく二つに分けられます。(その他にも色々な医学があります)

西洋医学とは、現在の病院や接骨院で行っている治療の事を指します。

東洋医学とは、中国から伝わって来たもので、漢方療法鍼灸療法を合わせたものを言います。

 

東洋医学の基礎知識として、というものと五臓六腑というのがあります。

とは、皆さんも一度は聞いたことがあると思いますが血を運ぶ力があったり、外邪(風邪など)から

 守ってくれる働きがあります。

とは、血液や体にある体液を意味していて気と共に体を巡って栄養を与えたりする役割があります。

五臓六腑とは、体の中にある臓器のことを表しており、

 五臓肝、心(心包)、脾、肺、腎の事です。

 六腑胆、小腸(三焦)、胃、大腸、膀胱の事です。

これら3つのものが上手く機能して体を健康な状態に保っています!

逆に、これら3つは、相互関係にあるので、どれか1つでも異常をきたすと他の2つにも影響が出てきてしまい、

それが原因で体に何らかの症状として表れます。腰痛もその1つです。

 

さて、東洋医学の簡単な説明は、これくらいにして次に東洋医学からみた腰痛についてお話しさせて頂きます。

東洋医学的から見た腰痛に係る体の状態は、いくつかあるので今回は3つ程紹介していきます。

 

気滞

 ・気滞とは、気が上手く流れず停滞してしまっている状態の事を指します。この気滞の原因としてストレス、

 運動不足が主に挙げられます。症状としては、腰痛の他にイライラや情緒不安定、女性では、月経周期がばらつくなどと

 言ったものがあります。

 

おけつ

 ・おけつとは、気滞により血が滞っている状態の事を指します。原因はストレスや運動不足による気滞によるものです

 症状としては、夜に酷くなる腰痛が特徴的です

 

腎虚

 ・腎虚とは、気を巡らせているものそのもの自体が弱くなっていることを指します。腎には、気を貯める蔵精、納気と言った

 作用があります。この作用が弱ってしまい腰痛が起こります。その原因として老化、先天的な気の不足、房事過多などが挙げられます

 症状としては、腰痛の他に耳鳴り、健忘、病気になりやすいといった症状が出ます

 

これらの病態を顔色や舌の色、触診や脈拍などをみて判断し、鍼灸治療を行っていきます。

今回は、症状のみの説明になりましたが次回は、その治療の為に必要な経穴(ツボ)のお話をさせて頂きます!

上記のような症状がある場合は、1度当院にご相談してみてはいかがでしょうか?