暑さに備えて身体を作ろう
横浜市港南区港南台 JR港南台駅から徒歩10分にあります
「しみずばし鍼灸整骨院」の小西です。
GWが終わるとともに、暑さも本格的になり
初夏を感じさせる晴れ晴れとした天気になっていますね。
いきなり暑さを感じるようになると
注意をしなくてはいけないのが熱中症ですね。
汗がダラダラと出るような暑さの時には
水分補給を意識してこまめに摂るようになりますが
今の暑さではつい水分補給を忘れて、運動やお仕事を
休憩を取らずに続けてしまうので
知らず知らずの脱水症状や熱中症に気を付けてください。
今回はなぜ熱中症が起きるのかについてお話ししたいと思います。
人は運動や仕事などで体を動かすと体内で熱が生まれますが
汗をかくこと(気化熱)や体の表面から空気中に熱を逃がすこと(熱放散)
によって体温を調節しています。
こうした体温を調節する機能がうまく行われるため
人の体温は36℃から37℃くらいに保たれています。
しかし、気温や湿度が高い環境で激しい運動を行うと
体内で作られた熱をうまく外に逃がすことができなくなります。
さらにそのような環境の下でいつも以上に運動や活動を続けると
体がどんどん熱くなり汗をかいて体の水分や塩分が減っていきます。
そうすると体内の血液の流れが悪くなり
体の表面から空気中に熱を逃がすことができなくなり、汗もかけなくなります。
このように体温の調節がうまくできなくなると
体の中に熱がたまって熱中症の状態になります。
体温調節機能は人により差がありますが
身体の水分量が減っていたり
肥満傾向にある方、普段運動の習慣がない方などは
調節機能が下がり熱中症になるリスクが高くなります。
また気温が高くなってすぐは
暑熱順化(暑さに慣れる身体のメカニズム)が進んでおらず
汗をかいたりして、体から熱を逃がそうとする反応が起きづらいため
熱中症に注意が必要です。
対策として日常生活の中で、運動や入浴をすることで
汗をかき体を暑さに慣れさせましょう。
暑熱順化には個人差もありますが数日から2週間程度かかります。
暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう!!