水泳選手の足首
こんにちは!
しみずばし鍼灸整骨院の古谷田です。
近頃寒さが厳しくなってきましたね。
冷たい空気が足元に溜まる底冷えによって
足首が冷やされて痛みを感じる患者様も
増えてきています。
冷え性の方や、足関節の捻挫の経験のある方は
寒冷刺激によって足関節の動きやはたらきが
不安定になり、関節痛が起こりやすくなります。
一般の方よりも足関節が柔らかい水泳選手も
足関節痛が起こりやすいと言われています。
競泳選手の足関節
子どもの頃から正しいフォームで水泳を続けていると、
自然と水泳に適した体つきになってきます。
中でも足首は水の抵抗を受けにくい、
底屈の動きの柔軟性が高い足になります。
しかし、底屈の動きの柔軟性が高すぎると、
足裏のアーチが低くなる偏平足になりやすく、
足関節が不安定になり、冷え性やむくみ体質などの、
疲労を溜めやすい体になってしまう事があります。
疲労が溜まったまま運動を続ける事で、
慢性的な関節痛や、ケガをしやすくなり、
運動パフォーマンスも思うように向上しない
タイムが縮まらないなどの弊害があります。
日常のケアは肩や腰などの大きな動きを行う部分に
集中しがちですが、ふくらはぎや足裏、足関節の靭帯など
足元のケアをしっかり行う事も大切です。
また、バタ足やキック時のパフォーマンスに
足関節の内かえし角度が関係するそうです。
最大限底屈させた状態で
より足裏が内側に向いている方が
キック時に無駄なく水を蹴る事が出来るそうです。
しかし、正常よりも柔らか過ぎると
足関節の捻挫をしやすくなるというデメリットもあります。
(足関節の捻挫の大半が内かえしの状態で捻ってしまう内反捻挫によるものです。)
足関節のケア
靭帯などが伸びて柔らかくなってしまった関節は
元の硬い状態に戻す事は出来ません。
関節回りの筋肉や体幹バランスを鍛えて
関節を安定させる事がケガの予防の為には必要です。
当院ではバランスクッションを利用したトレーニングを行っています。
足関節の捻挫後のリハビリなどでも使用されているのですが、
クッションの上で足踏みや片足立ちを行う事で、
普段使われていない筋肉が刺激されて、
自然とバランス感覚が養われていきます。
ももを上げた状態で片足立ちを2分間出来ない
という方は体幹バランスがかなり低下していますので
バランスクッションを使ったトレーニングはおススメです!
(バランスクッションをお持ちでくても、厚手の座布団などで代用する事も出来ますよ)