水分摂取 熱中症予防
横浜市港南区港南台 JR港南台駅から徒歩10分にあります
「しみずばし鍼灸整骨院」の藤井です。
先日、バレーボールの試合を観戦しに体育館へ行ってきました。
エアコンの無い体育館だったため、じっと座って観戦しているだけでも汗が止まらないほど暑く、
選手達だけでなく、観ている人も各自しっかりと水分補給を行っていました。
熱中症は思っているよりも容易になりやすく、軽症でも完全に回復するには少し時間もかかります。
重症化すると命を落とすこともあるため、みなさんそれぞれ対策されていると思います。
清涼飲料水ケトーシスという言葉を聞いたことがありますか。
俗に、ペットボトル症候群と呼ばれています。
糖分の入った飲み物を過剰に摂取し、糖尿病と同様の症状を引き起こした状態です。
のどの異常な渇き、多尿、倦怠感、また重症化すると昏睡状態に陥ることもあります。
多くの清涼飲料水には多量の砂糖が使われています。
3gのスティックシュガーでいうと、スポーツ飲料500㎖では約8本分、
炭酸飲料350㎖では約14本分、とも言われています。
また、水中毒、という言葉もありますね。
低ナトリウム血症のことです。
単純に水だけを多く飲み過ぎると、体液の成分のバランスが崩れ身体に異常が起こることです。
通常、そのバランスを保つための機構が身体には備わっているのですが、その機構さえも機能できないほど多量に摂取した場合、
清涼飲料水ケトーシスと同様、重症化すると死に至ることもあります。
人の身体にとって、水分摂取はとても大切なことです。
血流を良くしたり、乾燥を抑えたり、体温を調節したり。
食事もそうですが、どんなに身体に良いものだったとしても
何かに偏った摂取を続けてしまうと身体は異常をきたします。
適切な摂取量、摂取方法、などを正しく理解することが大切です。
因みに、水分は食事以外に1.2L~1.5Lくらい摂取するとよいそうです。
激しい運動や強度の高いお仕事をされる場合や、年齢、性別、温度湿度等により多少変わります。
機能性飲料や麦茶(ノンカフェイン、ミネラル)等を上手に摂取し、引き続き熱中症対策を続けてくださいね。