夏の体温調節!

日常的に空調の効いた部屋で過ごしている、常に内臓を冷やしているそんな状態が続くと「体温の調節能力の低下」を引き起こすことがあり、熱中症や低体温症の両方のリスクが高まるので注意が必要です。人間はもともと気温が変化しても一定の体温に保とうとする「恒温動物」です。私たちのからだは、血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで、体温を一定に保つよう調節されています。皮膚から「寒さ」を感じると、その情報が脳の自律神経の中枢、「視床下部」に伝えられ、ここから体温を一定に保つよう指令が出されます。すると血管を縮めて血液をあまり流さないようにすることで、皮膚表面の温度を低く保ち、体内の熱を外に逃がしにくくします。寒いと自然にからだがふるえますが、これは筋肉をふるわせて体温を上げようとする反応です。

More