捻挫を繰り返す、足が疲れる、その原因は?

2022年3月9日 ブログ

横浜市港南区港南台 JR港南台駅から徒歩10分にあります

「しみずばし鍼灸整骨院」の藤井です。

 

3月も2週目に入り、朝晩の寒さは残るものの日中の暖かさに少しずつ、季節が春へと移行しているのを実感しています。

また、スギ・ヒノキの花粉の飛散量はピークを迎える頃ですので、花粉症でお悩みの方にはつらい時期かもしれません。。。

でも暖かく、天気の良い日にはお散歩に行きたくなりますよね。

                                                                        

 

さて、『歩く』という行為は、多くの筋肉や関節の連動した動きがあって行えるものなのですが

今回は、地面に直接接地している足の裏や足趾(ゆび)について、お話ししたいと思います。

 

足には3種類のアーチがあります。

①内側縦アーチ

②外側縦アーチ

③横アーチ

の3つです。

この3つのアーチの役割は、

・体重を分散させる

・衝撃の吸収(※トラス構造)

・踏み返し運動(地面を蹴る動作)の補助

・立位バランスの保持

です。

※トラス構造とは、橋や建築物に用いられる力学上、荷重や衝撃による負荷に強い構造のこと                                               

         

では、『歩く』という行為に足のアーチがどのように機能しているのでしょうか。

歩行時の足裏への体重移動は

踵→小趾球(外側)→中足骨頭部(趾の付け根)→母趾球(内側)

となります。

まず、地面に設置した際に生じる衝撃はトラス構造により分散されます。

そして踵を上げ足趾が反ると、アーチの底辺を支える足底腱膜という膜のように広がった腱が伸ばされます。

足底腱膜は縮もうとするため、巻き上げる力が働き地面を蹴る力へと変わります。

その繰り返しが『歩く』という動作になります。

      

『歩く』のに重要な機能を果たしている足のアーチが崩れてしまうとどうなるのでしょうか。

外反母趾や足底腱膜炎等、足の不調のみならず、下肢全体、さらには股関節や上半身にまで影響を及ぼすことがあります。

アーチを保持するための筋肉が弱くなっていたり、硬くなっていたりすると上手く機能せず、痛みや疲労の原因の一つになってしまいます。

ふくらはぎや脛の周りの筋肉のトレーニングやストレッチをしましょう!

と同時に足趾のトレーニングや足裏をほぐしましょう

生まれたばかりの赤ちゃんには足のアーチがありません。

いわゆる偏平足です。

偏平足は遺伝という話もありますが、歩き始め、刺激を受け、鍛えらえられ、足のアーチが完成していきます。

ただ、使わなかったり、使いすぎることによってアーチの保持ができなくなってしまいます。

体の基礎となる足の機能を存分に発揮できるようにしましょう。

 

足でぐー・ちょき・ぱーができますか?

最初はできなくても毎日繰り返していれば必ずできるようになります。

継続は力なりです!