春は肝、肝は筋

2022年3月29日 ブログ

横浜市港南区港南台 JR港南台駅から徒歩10分にあります

「しみずばし鍼灸整骨院」の鈴木です。

 

ここのところ、気温が暖かくなり、日中は随分と春めいてきましたね(^^)

この時期は、実は、身体も徐々に緩まってくるので、冬の間に筋肉をあまり使わず、

ぬくぬくと過ごして(筋肉を動かさないで固めて)

しまった方や、年中肩こり、腰痛持ち・・・

という方にとっては、うまく体が緩まないことで、

調子を崩しやすくなる季節でもあります。

 

東洋医学的には

「春は肝、肝は筋を司り、自律神経の要となる」 

と考えるので、筋肉を痛めやすいことや、

自律神経を崩しやすくなることをきっかけに

体調を崩しやすい時期でもあるのが、「春」の特徴です。

 

故に、『春は筋肉』とりわけ、関節に近い部分での障害が起こりやすい時期でもあり、

例年、この時期からGWにかけて、急性腰痛でお困りの方が増える印象があります…!

 

 このように、東洋医学的には、季節に応じて身体の中で主役になる臓器が異なり、

(西洋医学で言う臓器とは少し違う働きも司っているのです。)季節によって、

体の調子が悪くなる外的な要素(環境や、気温、湿度、台風など)

が少しずつ異なるために、ダメージを受けやすくなる臓も季節ごとに異なると

考えることもあります。

 

さて、今回は、肝が主役になるこの季節、「筋」にフォーカスしてお話しようと思うのですが、

体が痛くなると、

「ストレッチをしなきゃ!」

「マッサージしてもらわなきゃ!」

「鍼を打ってもらわなきゃ!」

などなど…

ゆるめなきゃ!!

 

と、思いがちなのですが、実は、肩こりや腰痛含め、「体の痛み」があるとき

(内臓疾患などは除く)つい「硬いからほぐす!」だけでは解決しないことが多々あります。

ざっくりと、言えば…

身体は、弱い所・働いていないところを補おうと、硬くなって頑張る働きがあります。

(怠け者がいると、仕事のできる人の仕事量が増えるのと同じです?!(笑))

ですから、弱い部分を補うはずの、「強い」緊張をしている筋肉を緩めることで、かえって体が

使いにくく、危うくなることもあるのです。

 

つまり、ちょっと雑な言い方をすれば、

体は、

「動きすぎ」と、「動かさなすぎ」

の両方が、痛みの原因となると考えます。

 

大事なことは、余計に緊張しないとならない状況にある、体の使い方を変え、

必要なところに「強さ」と「しなやかさ」を作っていくことなのです。

 

ですから、ストレッチだけではなく、正しい方法で行う、筋トレというのも、

体を快適に保つためには、とても大切なんですね!

 

緩めるばかり、休むばかり、…温泉に行ってのんびりしているだけでは、

体がだらけ、やる気がなくなっていくのと同じように、身体は、常に

適切な刺激、運動と休息がバランスよくどちらも不可欠ということですね(^^)

 

私たちは、肩や肩甲骨の間が凝ると、すぐにストレッチを思い出しますが、

実は、伸びっぱなしになっていた筋肉を一度引き締めてあげる方が、

血流が回復して、痛みが取れることもあるんです(^^)

※注意※

上記のトレーニングは、正しく行わないと、腰を痛めやすいので、

チャレンジしたい方は、お声をかけてくださいね!(^^)/

 

春は、肝、肝は筋です。

筋肉を正しく使い、「~っぱなし」にならないように、

気持ちよく体を動かすのにも良い季節です。

ぜひ、楽しく体を動かしてみてくださいね!

 

当院にも、緩めるだけではなく、鍛えるコース!?もございます。

 

是非、気になる方は、この春から、始めてみませんか??