人生100年時代がやってくる

2022年9月26日 しみずばし, ブログ

横浜市港南区港南台 JR港南台駅から徒歩10分にあります

「しみずばし鍼灸整骨院」の古賀です。

 

あっという間に9月も終わりに近づいてきましたね。

暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったもので急に気温が下がってきましたね。

この急な温度変化で体調を悪くしたり、怪我しやすかったりしますので

なるべく注意してお過ごしください。

 

高齢者の方が「こんなに長く生きる予定ではなかった」などを良くお聞きするので

実際に今の寿命についてどのような現状なのかを書いていきます。

 

現在、日本の平均寿命は男性81歳・女性87歳と長くなっております。

2022年9月1日以降100歳以上の方は9万人を超える状態にあります。

ある海外の研究では、2007年以降に生まれた子どもの半数は107歳より

長く生きるであろうと推測されているそうで、最近では平均寿命より

健康でいられる健康寿命が注目されております。

健康寿命とは

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。

実際に2019年のデータでは以下のようになっております。

 

厚生労働省の「第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」によれば

男性 平均寿命:81歳

   健康寿命:72歳

女性 平均寿命:87歳

   健康寿命:75歳

※小数点切り捨て

 

平均寿命と健康寿命の間が「不健康な期間」となります。

いくら平均寿命が延びたところで、この「不健康な期間」が縮まらなければ

医療費や介護費などが増え、財政的にひっ迫されることになります。

 

現在までの変化としては平均寿命が延びていくにしたがって

健康寿命も延びていますが「不健康な期間」はあまり縮まっていません。

国の方針としては、2040年までに健康寿命を75歳以上にすることを目指し

「健康寿命延伸プラン」を発表しております。

 

では、どのようにして健康寿命を延ばしていくのか?

国立がん研究センターなどの国立高度専門医療研究センター6機関が

必要な予防行動についての目標を発表しました。

「喫煙」、「飲酒」、「食事」、「体格」、「身体活動」

「心理社会的要因」、「感染症」、「健診・検診の受診と口腔ケア」

「成育歴・育児歴」、「健康の社会的決定要因」

これらをエビデンスにもとづき提言しております。

 

簡単にまとめると以下のようになります。

たばこは吸わない

お酒は飲まないか節度のある飲酒に気を付ける

食事は年齢に合わせて多すぎず少なすぎずバランスよく食べる

適正体重の維持を心がける

日ごろから活発な身体行動を心がける

ストレルを回避し睡眠の質を向上させる

感染予防のため検査やワクチンの接種を行う

定期的な口腔健診を行い、口腔内を健康に保つ

出産後初期はなるべく母乳を与える(免疫力をあげるため)

社会経済的状況、地域や幼少期の環境に目を向ける

 

内容的には大半の方が想像する健康的な生活だと思います。

なぜ今回、健康寿命について書いてきたかというと

僕の年代は正直、年金がどのくらいもらえるのかも怪しいうえに

いつまで働かなきゃいけないかもわからない状態です。

いつか退職していざ老後をすごそうとした時に

不健康な状態では何もできず寂しいものになってしまいます。

 

正直今から老後のことを考えるのは憂鬱になりますが

健康寿命を延ばして有意義な老後を迎えるために

古賀も頑張ろうと思います。