暑いのに寒い

2023年9月20日 しみずばし, ブログ

横浜市港南区港南台 JR港南台駅より徒歩10分にあります

「しみずばし鍼灸整骨院」の古賀です。

 

朝晩と少し爽やかになってきたましたが

お昼はまだまだ暑い時期が続いていますね。

8月より始まった改修工事もようやく終わりまして

やっと通常に戻った感じがする今日この頃です。

 

先日、体調の悪い姪の面倒を見ていた時に

熱が上がり始め寒いと言い始めました。

なぜ熱があるのに寒く感じるのか?

このように思うことは誰にでもあると思います。

今回は発熱や悪寒について書こうと思います。

 

まず、なぜ発熱するのか?

視床下部という脳にある部分で体温を調節しており

感染などするとここからの命令で体温を上げることで

感染に対する免疫力を高めて細菌やウイルスの力を

弱めるための生体防御反応になります。

これに対して熱中症は外部からの熱により

体温が上昇してしまうものになります。

外部からの影響であがってしまう熱を鬱熱と言います。

 

筋肉などを震わせて熱を生産し体温が上げていくのですがその際に寒気を感じます。

この寒気が強く出てくると悪寒戦慄というものになります。

視床下部が設定した体温にまで上がればこの寒気は治まっていきます。

ですので、寒気を感じているときには設定した体温になるまで

体を温めてあげると良いです。

寒気がひいたら鬱熱を防ぐためにも

体が冷えない程度に温めるくらいにしてあげると良いです。

 

先程から書いている視床下部なのですが

ここにある体温中枢が決めている体温をセットポイントといいます。

セットポイントの設定を上げることで熱が出るのですが

解熱剤は、セットポイントの設定を下げることで熱を下げる仕組みとなっており

メリットとしては食欲が出てくるなど栄養が取りやすくなりますが

熱で高めようとしている免疫は下がってしまうので

メリット・デメリットがあります。

 

因みに姪は座薬を入れられて泣き叫んだあと元気になっておりました。

 

最近の高熱はインフルかコロナの疑いが大きいので

皆様、熱が出た際はすぐに病院に行った方が賢明と思います。

もちろん、かからないことが一番だと思いますので

皆様お気をつけてお過ごしください。